昨年第二新卒で入社し、現在一人前のバス運転士として活躍中の藤山さん。
今回はそんな期待のルーキーに入社から1年経った今の心境をインタビューしました!
幼い頃から西鉄バスが好きで よく利用していました。
前職ではどのような仕事をされていましたか?
飲食チェーン店の店舗管理者を務めていました。
当社に入社しようと思ったきっかけは何ですか?
幼い頃から西鉄バスが好きでよく利用していたので、転職を考えたとき一番に西鉄バスの運転士が思い浮かびました。また、人生の大半を過ごしてきた北九州でずっと働きたかったことも大きな決め手でした。
入社前に「バス運転士」に対してどのようなイメージをもっていましたか?
ビシッとした態度で、大きな車を平然と操作する姿がかっこいいと思っていました。また、お客さまの命を預かる責任感のある仕事というイメージもありました。
他業種からの転職にあたって不安に思っていたことはありますか?
バス運転士になるまでAT限定免許しか持っていなかったので、上手く運転できるか心配でした。また、自分より年齢が上の人ばかりの職場になじめるか不安でした。
はじめて大型二種免許を取得してみてどうでしたか?
はじめてのマニュアル車ということもあり、運転操作や車体感覚に慣れるまでかなり大変でした。免許を取った後も入社して教習を受けるまでは、自分がバスを運転出来るようになった気がしませんでした…。
入社してみて驚いたことはありますか?
思っていた以上に朝が早いことです。今までなら夜更かしして就寝していたような時間に起きて出勤することもあります…。また、西鉄の場合は担当車制ではないので、毎日違うバスを運転することも意外でした。車両ごとの特性や運転感覚を掴むたびに、その車と仲良くなれた気がして楽しいです。
教習も終始前向きな気持ちで 臨むことが出来ました。
免許取得支援制度があると知って活用しようと思いましたか?
絶対に活用したいと思いました。この制度がなければバス運転士になることを諦めていたと思います。5年間働けば50万円が返ってくるので、本気でこの仕事を続ける覚悟が決まりました。
入社してから研修センターでの教習はどうでしたか?
基本的に褒めて伸ばすタイプの指導で、失敗したときもすぐに励ましの言葉や改善のアドバイスをいただけたので、終始前向きな気持ちで教習に臨むことが出来ました。また、教習所には自分のような初心者からドライバー経験者まで様々な生徒がいましたが、一人一人にあった方法で指導していただけたので、焦らず自分のペースで運転技術を学べました。同期とも仲良くなって、時にはアドバイスを送り合うなど一体感をもって教習に取り組めたのも良かったです。
営業所の空車教習やツーマン教習はどうでしたか?
いつまでに何をできるようになる、といった期間毎の具体的な目標を設定してもらえたので、その日までに必ず終わらせてやるという気持ちで頑張ることが出来ました。先生方は怒ることなく、優しく時には厳しく指導していただきました。
一人で運転するようになって、どのような場面で教習での経験が活きていると感じますか?
各路線のヒヤリハット地点で飛び出し車両があっても驚かずに対応できたときや、信号のタイミングを覚えてイエローストップが出来たときに、教習で事前に教えてもらっていて良かったと思います。
バスを降りられるお客さまから
「ありがとう」と言っていただけたときに、
一番この仕事をやっていて良かったと実感します。
  • バス運転士の仕事のやりがいは何ですか?

    バスを降りられるお客さまから「ありがとう」と言っていただけたときに、一番この仕事をやっていて良かったと実感します。
    また、運行中に沿道の子供たちから手を振ってもらえたときなども、バスが好きだった幼少期の自分を思い出して、今自分の手で大型バスを運転できている喜びを感じます。今度は自分が運転する姿を通して次の世代の子供たちに夢を与えることができたら良いなと思います。

  • バス運転士の仕事で苦労することは何ですか?

    不規則な生活リズムに苦労しています…。ただ、朝が早い日は正午前後に退勤できたり、夜遅いシフトの日は昼まで寝ることができたりといったメリットもあります。また、毎日が事故と隣合せで、常に神経を使いながら運転することも大変です。自分が原因でなくとも事故に巻き込まれる可能性があるため、道路上では安全確認を徹底しています。

  • 普段、仕事で心掛けていること何ですか?

    バス運転士の本分は運転ですが、それと同じくらい接客業の要素も大きいと思っているので、お客さまを「安全」かつ「快適」に目的地に送り届けることを心がけています。具体的には、丁寧でハキハキとしたアナウンスやシフトチェンジのショックが無い滑らかな運転を意識する他、毎日の車両点検時に車内の通路やダッシュボードの清掃を行うことで少しでもお客さまにバスを良く見せたいと思っています。

  • 今後、当社で働く上での目標は何ですか?

    まずは、絶対に事故を起こさないことが一番の目標です! また、将来的には運行管理者資格を取得し、前職の店舗管理の経験を活かしながら会社全体を良くしていけるような立場にキャリアアップしていきたいと考えています。

  • 前職での経験を活かせた出来事を教えてください

    アナウンスが丁寧で良かったとお客さまや社内の人に褒めていただいたことです。前職で元気よく接客をしていた経験が活きたと思いました。

  • 職場や同僚の雰囲気で良いところは何ですか?

    社員同士の仲が良いところだと思います。休日にゴルフや釣り等の同じ趣味の人同士で集まって過ごしている方も多いようです。私自身ボーリングが趣味で、休日によく社内のボーリング好き同士で集まって遊びに行きます。また、営業所の同僚や先輩にはプラス思考の方が多く、何かあったときはお互いに励まし合えるような温かい雰囲気を感じます。

  • 運転士の仕事についてご家族やご友人の方から評価されていることは何ですか

    家族や知人は今の仕事に好意的で「前より活き活きしている」「バス運転士の仕事が合っている」と喜んでくれています。また、プライベートで運転する際に「運転が優しくなった」と褒められることが増えました。最近では自分がきっかけで周りもバスに興味を持ち始めてくれて「1日乗車券を買った」「藤山君が運転しているかもしれないから、バスに道を譲るようになった」等の嬉しい連絡をよくもらっています。

  • 運転士の仕事を選んで良かったことを教えてください

    一番は子供の頃からの夢を叶えられたことです。運転士デビューの日はとても嬉しく、常にワクワクしながら運転したことを覚えています。 また、一乗務終えるごとに休憩をとるバス運転士の働き方がとても自分に合っていると感じます。1日の拘束時間は他と比べて長めですが、その分休憩時間も長いので、各々一旦家に帰ったり、車で遠くまでご飯を食べに行ったりと自分の好きなように過ごしています。1~2時間おきに休憩が挟まるので、こまめにスマホをチェックしてLINEを返したり、YouTubeで動画を見ることもできます。そういった意味では、バス運転士の働き方は私のような若者世代にすごく合っているんじゃないかと思います。

バス運転士に興味を持っている方に向けてひとこと

バスが好きな方、運転が好きな方にはもってこいのお仕事だと思います!
昔のイメージのまま「きつい」「給料が安い」という印象を持たれがちなバス運転士ですが、最近ではダイヤ改正が行われて自分のような初心者でも運転できるぐらいに路線や勤務内容が改善されていますし、安全運転の継続やキャリアアップによってしっかりと給料が上がっていく制度に変わっています。
また自分のようにAT限定しか持っていない未経験者からでも、教習を受ければ一人前の運転士になれるので、少しでも興味があれば是非チャレンジしてみて欲しいです!